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溝の口のお米マイスター・関屋精米店

川崎市高津区で玄米量り売り&店頭精米を行っている、お米の専門店です。
あなたの好みの一品をご提案するとともに、炊飯のアドバイスも致します。
また、高津区内にお住まいの方には当日無料配達をいたしております。
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新潟県期待の新品種「新潟103号」を試食してみた
「新潟県産コシヒカリ」といえば、日本のトップブランド米、、、でした。一昔前は。。。
今やブランド米は群雄割拠。各道府県が新品種米の開発に力を注いできた結果、新潟産コシヒカリよりも高値で取引されるお米がいくつも誕生してきています。

そんな状況を新潟県もただ指をくわえてみているわけにはいきません。いよいよ新潟県独自の新品種が29年にデビュー致します。
「新潟県でコシヒカリより晩生の新品種の開発が本格的に進められている」

それを知ったのは、同じく新潟県で晩生品種として栽培されている「みずほの輝き」を取り扱い始めた2年ほど前のこと。
「みずほの輝き」で十分ではないか?と思いましたが、民間育成の「みずほの輝き」ではなく、新潟県で開発することに意味があるのかなと、トップブランド米を生産してきた新潟県のプライドかなと、思っております。

今年4月、最終的に残った5つの候補から1つに絞られたという報道がありました。
その系統名が「新潟103号」。
良食味と高温耐性は今や当然。選定の際に取った選抜方法は「炊いたご飯の輝き」という変わった方法でした。

翌月に行われた「新潟103号」のPRの場では、泉田新潟県知事自らトップセールスを行う気合の入れよう。
ますます注目される「新潟103号」ですが、先月下旬に新潟県から2kgほどの白米が送られてきました。
・・・この手法、山形97号を思い出しました。これは相当気合入ってます。

食味は極良。初めて食べた特徴的な味です。
甘みは強く、コクがあり、味自体は濃すぎないので、飽きることなく食べられそうです。
いわゆる「おかずなしでも食べられる」タイプ。
香りは香ばしく、風味は秀逸。
粘りはやや抑えめで粒々感があり、炊き込みなどの調理にも向くでしょう。
水加減やや少なめでシャッキリ炊くのが個人的にはおすすめ。
好みが分かれるところではありますが、こういうお米が好きな方は少なくないと思います。

ただ、あくまでこのお米は試験栽培された「新潟103号」。美味しいのはある意味当然です。
同じ品種なら誰が作っても同じ味、になるわけではありません。
美味しい「新潟103号」の栽培技術の確立が急がれます。

多くの技術者がたくさんの汗を流して開発したせっかくの新品種ですから、大事に大事に育ててもらいたいものです。
特に品種名ですね。素敵な名前が付けられることを期待しています。

とはいえ「打倒!新潟県産コシヒカリ」を目標に開発された他県の優良品種に、「新潟103号」がどう戦いを挑むのか、非常に見ものです。

注目はその位置づけ。コシヒカリより上?下?同レベル?
他所の新品種は「新潟県産コシヒカリ」との差別化として、生産者を絞ったり、タンパク値に基準を設けたりして、各県のフラッグシップに位置付けました。
もし「新潟103号」も同じように生産・出荷要件を設定したら、、、誰でも自由に生産・出荷できるコシヒカリがトップで居続けるのは矛盾になってしまわないでしょうか?

いよいよ新潟県がコシヒカリを捨てる日が来るのか。
(BLを作った時点で捨てたという人もいるかもしれませんが…)
それとも更なる高品質コシヒカリの生産を目指すのか。(それもまた高いハードル)
もしくは無難にコシヒカリのちょい上なのか(要件設定した場合)。
そもそも要件設定せず誰でも生産・出荷できるようにするのか。(“新品種の無駄遣い”になる可能性アリ)

今後が非常に楽しみです。

いろいろ好き勝手書いてしまいましたが、最後に「新潟103号」のデータ提供です。
親は【新潟75号×北陸190号】。もっと遡ると、(キヌヒカリ×どまんなか)×(南海129号(ひのひかり×あきたこまち)×どんとこい)と、なかなかのサラブレット。
成熟期はコシヒカリより8日ほど遅い晩生の偏穂数型。耐倒伏性は強。穂発芽性はやや易。葉いもち抵抗性はやや弱、穂いもち抵抗性は中。玄米千粒重はコシヒカリより大きい。玄米品質はコシヒカリ並、食味はコシヒカリ以上、だとのこと。

つまり、コシヒカリより成熟が遅くて、猛暑に強くて、大粒で、美味しい。それが「新潟103号」です。
| sekiya | 店長の独り言 | comments(0) | - | - | - |blogram投票ボタン←ぽちっ♪
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お米の真空パック


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